awsの運用で知っておくべきキーペアとは

awsを導入後、Amazon EC2の運用をするときなどにはキーペアについての理解が不可欠です。

EC2の利用はawsユーザーの間では標準的になっているため、awsを使用するならキーペアについては知っておく必要があるでしょう。参考情報...AWS運用 ... CloudCREW

この記事ではキーペアについて概要と必要性を説明した上で、awsの運用方法について悩んだときの解決方法も紹介します。

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キーペアとは何か

キーペアとは公開鍵暗号技術における専門用語で、公開鍵と秘密鍵の組み合わせのことを指します。暗号技術はデータセキュリティを守れるのが特徴で、パスワードを用いてデータファイルを暗号化している人も多いでしょう。

社内外で機密情報をメールの送受信でやり取りするときなどには、パスワードを設定してファイルを送信し、後から別のメールでパスワードを送付するなどの工夫がおこなわれています。このようにすることでファイルが添付されているメールがハッキングされたり、誤送信されたりしたとしても、パスワードがなければ受信者はファイルの中身を確認できません。

逆にパスワードだけ受信した人も、ファイルがないので機密情報には触れられないので安全策と考えられています。このようなシーンでは単一のパスワードを使ってデータの暗号化と復号をおこなうのが一般的です。しかし、キーペアを用いる公開鍵暗号技術では公開鍵と秘密鍵の組み合わせになっているキーペアを使って暗号化と復号のそれぞれをおこなう仕組みになっています。

公開鍵で暗号化したデータを送り、受け取った人は秘密鍵で復号するというのが基本的な流れです。予め公開鍵と秘密鍵を互いに持っていることでパスワードの送受信をする必要がありません。基本的に公開鍵暗号技術はサービスの提供者と多数の利用者というモデルの中で有効な技術として活用されています。

キーペアの公開鍵の方は利用者が全員共通で持っているのに対して、秘密鍵はサービスの提供者だけが持っている仕組みを整えたとしましょう。すると、公開鍵で暗号化されたデータは他の利用者がもし取得したとしても復号できません。

サービスの提供者だけが復号できるため、情報が外に漏れるリスクがない安全なやり取りができます。サービスの提供者が公開鍵を持っていて、個々の利用者がそれぞれ異なる秘密鍵を持っていたとしましょう。すると、特定の公開鍵で暗号化されたデータが公開されたときに、その公開鍵とキーペアになっている秘密鍵を持つ利用者だけが復号できます。

グループAには秘密鍵A、グループBには秘密鍵Bを持たせておいたとすると、グループAにだけ情報を伝えたいときには公開鍵Aを使ってデータを暗号化すれば良いと考えることが可能です。この方式にするとグループBの人がグループB内にだけ情報を伝えたいときには公開鍵Bを知っている人なら情報を渡せます。

グループAの人がデータにアクセスできたとしても復号できないので内容を確認できません。このような形でセキュリティを保っているのがキーペアです。公開鍵と暗号鍵という二つの異なる暗号化と復号の鍵を使うことで安心してデータ通信を行えるようにする仕組みになっています。

awsでキーペアが必要な理由

awsでキーペアが必要なのは、awsの運営側とのデータのやり取りによる認証プロセスが必要になるからです。awsの認証プロセスでは公開鍵方式を採用していて、単一のパスワードで暗号化と復号をする共通鍵方式ではありません。

aws側が公開鍵を持っていて、利用者はEC2などのインスタンスを割り当てられた領域に作成し、秘密鍵を用意して認証を受けられるようにします。複数のインスタンスを作るときには違う秘密鍵を用意し、異なる認証プロセスを経てデータのやり取りをする仕組みにすることが可能です。

キーペアの生成の仕方と意味がわかっていないと適切な形で領域を使いこなすことはできません。

割り当てられた領域でのキーペアの使用も重要

awsでは割り当てられた領域の中にEC2などを作成して運営体制を整えていきます。割り当てられた領域を利用するときにもキーペアが必要になるので注意しましょう。どのような使い方をするかにもよりますが、awsをサーバーとして用いて多数のユーザーに利用してもらうには、管理者を置いて適切な運用をさせることが必要でしょう。

ユーザーのサービスの利用の認証、データへのアクセスに関する認証などのさまざまなプロセスでキーペアが重要な役割を果たします。キーペアに基づく暗号技術を使うべきシーンかどうかをよく考えて、適切にセッティングできる人材が管理をすることで安全性の高いサーバーとしての運用が可能です。


awsはキーペアをマスターしないと使えないのか

awsの運用をするときにはキーペアの生成と活用は不可欠ですが、キーペアをマスターしなければawsを利用できないのでしょうか。実はaws上にEC2などのインスタンスを作成して認証プロセスを構築し、プラットフォームなども用意してしまえばもうキーペアにそれほど詳しくなくてもawsを利用するだけならできます。

ただ、awsの運用をしようとすると多かれ少なかれキーペアの理解は必要です。領域上に構築したプラットフォーム内でアプリなどを使用するだけならキーペアについて知らなくても問題はありません。しかし、サーバーの管理や運用をして効率化や障害防止をしていくためにはキーペアをマスターするのが望ましいでしょう。

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運用代行業者を利用しよう

awsの運用を開始したいけれど、キーペアがわかる人材がいなくて困っているという場合もあります。サーバーエンジニアでも公開鍵暗号技術を知らない人の場合にはキーペアをマスターするのに苦労する可能性が高いでしょう。

その際にすぐに運用を始めたいなら、awsの運用代行業者を利用するのが解決策です。EC2の構築やプラットフォームの作成なども代行してくれる業者が多いので、まずは領域上にすぐに使える形でアプリなどを用意してもらうと良いでしょう。

また、フリーランスの起用を検討するのも良い方法です。優秀なフリーランスエンジニアなら継続的な運用を依頼しても安心できるので、運用開始時点で募集をかけてみましょう。

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キーペアの理解を前提にしてawsの運用を始めよう

awsの運用ではキーペアが不可欠なことは理解できたでしょうか。awsによる認証方式として有用なのがキーペアで、さらに割り当てられた領域側を運営する上でもキーペアの活用が重要です。awsの運用を始めるときにはエンジニアがキーペアを理解していることを前提にしましょう。

もし不安があるなら運用代行業者やフリーランスエンジニアを活用するのが安全策です。